大阪:化学薬品工場で、屋内にある3フッ化ホウ素の一時貯蔵タンクが爆発。タンクの清掃作業をしていた従業員4人が吹き飛ばされ、死亡。
1.発生年月日:2009年12月24日午前8時50分頃
2.場所:大阪府
3.業種:化学薬品メーカー
4.関連物質:3フッ化ホウ素
5.死傷者:4人死亡
6.概要:
化学薬品工場で、屋内にある3フッ化ホウ素の一時貯蔵タンクが爆発し、タンクの清掃作業をしていた従業員の男性5人のうち上部にいた4人が吹き飛ばされ、死亡した。
3フッ化ホウ素は水と反応すると水素ガスを発生させる性質がある。4人はタンクの清掃の際、配管を取り外して洗浄し、付着物の多かったタンク本体側の配管にも注水した。その際、タンク内に残留した水を排出するため、タンク下部に電動ノコギリで穴を開ける作業を始めた直後、爆発。警察は、この作業で生じた火花が、タンク内で発生した水素ガスに引火したとみている。
同社幹部によると、タンクの点検やメンテナンスに関するマニュアルなどは存在していないとしており、警察は、同社の安全管理体制に問題がなかったか詳しく調べている。
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