京都:製薬会社の敷地内から「ドーン」という大きな音とともに、ドラム缶が120m離れた駐車場内まで飛んだ。けが人はなかった。
1.発生年月日:2009年11月16日午後1時45分頃
2.場所:京都府
3.業種:製薬
4.関連物質:過酸化水素水、カセイソーダ
5.死傷者:なし
6.概要:
製薬会社の敷地内で、従業員3人がドラム缶(重さ約20キロ、直径59cm、高さ89cm)に入れた廃液の処理作業をしていたところ、「ドーン」という大きな音とともにドラム缶が破裂。筒と上ぶたが線路や高架を飛び越え、120m離れた駅南側の駐車場に落ちた。車2台が破損したが、けが人はなかった。
同社によると、3人は、処理していた空調の冷却剤に過酸化水素水が含まれていることを知らず、誤ってカセイソーダを加えたところ、酸素と水素に分解される化学反応が起きた。ドラム缶から液体が噴き出したので避難していると、爆発したという。
消防当局は、消防法に基づき、同社に立ち入り検査を実施した。
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