愛知:石油製品製造工場で、廃油の入ったタンク4基が次々と爆発、炎上した。タンクと配管を遮断するバルブを閉め忘れたことが原因とみられる。
1.発生年月日:2009年10月26日午後2時45分頃
2.場所:愛知県
3.業種:石油製品製造・販売
4.関連物質:ー
5.死傷者:なし
6.概要:
石油製品製造工場で、廃油の入ったタンク4基が次々と爆発、炎上した。この事故で、約120m離れた民家のひさしに金属の破片が直撃するなどの被害が出たが、けが人はなかった。
警察の発表によると、4基のタンク(直径約3m、高さ4.5mの円柱形)にはそれぞれ廃油20kLが入っていた。事故当時、タンクローリーから水溶性アルコールを注入する作業中で、引火性ガスが多量に発生していたとみられる。一方、一部のタンク上部で、廃油の臭気を集めて無臭処理するために、別の会社の作業員5人が配管をつなぐ溶接作業をしていた。このとき、タンクと配管を遮断するバルブが4基とも開いた状態だったことから、警察は、溶接の火花が燃え移った可能性があるとみており、バルブの開閉確認を怠った経緯などを詳しく調べている。
また、同工場は、消防局の許可を得ず配管工事を行っているほか、溶接作業など火器を使用する際に必要な届け出もしていなかった。
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