宮崎:牛舎のサイロ内で、一家4人が倒れているのを近所の人が見つけ110番通報した。4人のうち2人は死亡が確認され、2人は意識不明の重体。
1.発生年月日:2009年9月29日午後6時50分頃
2.場所:宮崎県
3.業種:農業
4.関連物質:CO、硫化水素?
5.死傷者:3人死亡、1人重体
6.概要:
牛舎のサイロ内で、一家4人が倒れているのを近所の人が見つけ110番通報した。4人のうち2人は死亡が確認され、2人は意識不明の重体。
サイロは牛の飼料を貯蔵する円筒形のコンクリート製施設で、地中に埋没し、上部が地面部分で開いているタイプ。換気装置はなかった。サイロではこの時期、冬場の飼料にするため、砕いたトウモロコシなどを足で踏み固める。
警察は、遺体を司法解剖し、死因の特定を急いでいるが、一酸化炭素と硫化水素の濃度が空気中より高かったことが分かっている。サイロにはブドウの搾りかすが大量に入っており、ブドウを使用することにより発酵速度が数倍になり、一酸化炭素などが大量発生した可能性が高いとみている。
 
 
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